冬の時期、暖房が効いた部屋からお風呂やトイレに行くときに「ブルブル」としたことはありませんか?家の中の急激な温度差は身体へ相当な負担を強いられることになります。
急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすことがある、 家庭内で高齢者が死亡する原因の4分の1を占める「ヒートショック」
浴槽内溺死の8割以上は高齢者であり、その最大の原因と考えられています。
特に木造の戸建に住んでいる方は洗面室(脱衣室)、浴室そしてトイレなどが寒いと感じているようです。
私の親も70歳近くになりました。年を追うごとに、温度に対しても感覚が鈍くなるようです。高齢者になるにつれ、「寒いと思っていても我慢できる」「暑いと思っていても我慢ができる」と思っている方が多いのも事実です。
また、1980年以前に建てられた木造住宅は今よりも断熱性能が低く、このころに家を建てた方が現在60歳後半の高齢者になります。
今やるべきことは 長期間住み続けられる住宅にする事であり、健康を維持することです。
今の家に何年住むことを想定していますか?
最近、人に優しい家にするためにリフォームで住宅の「段差」を解消することは多いですが、「暖差」を解消するまでにはいっていません。
健康を維持するために、自宅内での温度差を無くす工夫をしなければならない時期に迎えていることをしっかりと理解しなければなりません。
それでは実際、どうやって温度差をなくしていくのか ということになります。
一番お勧めしたいのが、タイル張りの浴室をユニットバスにすること。費用は掛かりますが、他にも得られるメリットの方が多いことが挙げられます。
次に浴室、洗面室、そしてトイレの窓を二重窓にすることです。
上記に挙げた2つの工事は費用対効果が最も高く出る工事になります。
次に挙げるのはエアコン(空調)によって温度差をなくすということです。
電気代がもったいないという声が聞こえてきそうですが、現在のエアコンは省エネ仕様になっています。1990年代(平成一桁代)のエアコンと比較すると消費電力は4割強ほどの節約になり、電気代も1時間あたり(暖房時、8帖程度のエアコン)16.5円程度です。
仮に夕方18時から朝の6時まで使用したとすると、一日あたり約198円、月に直すと約6000円弱で温度差を解消できることになります。
ちなみに15年程度前のエアコンであれば月あたり10500円程度になります。
古いエアコンを使用する場合、この金額の差をどう捉えるかになりますが、あまり調子が良くないエアコンであれば買い換えることで電気代を大きく節約できることにもなります。
他にもプランで解決したり、断熱工事をして解決したりと方法はあります。
あくまで上記に挙げた工事は長期住み続ける住宅にすることであり、健康を維持できる家にすることが目的になります。
健康が一番。
それには環境を整えるということが一番の近道かもしれませんね。
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