台風の被災地で知った事実


台風15号によって多くの屋根瓦がずれたり、最悪は瓦が飛んでいってしまった家を数多く見てきました。しかし、屋根瓦が大丈夫な家も多くあることに気づきました。私が瓦屋ではないので棟に関しては詳しくわかりませんが、平瓦(本体の瓦)に関して知ったことの一つに、瓦を屋根本体に固定していなかった事実があります。仮に瓦を釘で止めてあっても10枚に1つ程度止めてあればいいほうでした。

このことに気づいたのは割れた瓦を差し替える時でした。応急処置のため道具も使わず既存の瓦を抜き、新しい瓦に差し替える。最初は特に疑いもなく作業をしていましたが、中には釘で屋根に止めている瓦があり、砕いて瓦を取ったことで気づいた次第です。 その後、瓦屋さんにそのことを聞いてみると、25年ぐらい前まではすべての瓦に釘は打っていなかったそうです。しかし現在ではすべの瓦に釘を打つ工法になったと言っていました。 今回の台風による瓦のずれや飛散の多くは、瓦が屋根本体にしっかりと固定されていないことが原因を占めています。なぜならば、応急処置をした物件のすべての瓦に釘で固定されているものはなかったためです。ある意味「人災」といってもいいのかもしれません。 また勘違いしてほしくないのは、「瓦は台風に弱いのではないか」といったことを被災地の方から聞きました。私は決してそうではないと思っています。しっかりとした工法であれば被災する確率もかなり減るのではないでしょうか? また、瓦自体は耐久性も高く、定期的なメンテナンスを行っていけば決して高くない屋根材です。 最後に、割れた瓦を差し替えた場合はどうやって屋根本体に差し替えた瓦を止めるのかということをお伝えします。この場合、釘で止めることができないので、瓦の山の部分に接着剤をつけて止める方法が一般的な工法だそうです。

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