耐震 筋かい金物について考える

 

家を作るときはいろいろな金物を使用しています。地震に耐えるための筋かいにも端部に金物が使われています。

先日、建築士会の集まりで、雑談中でのことでした。

「筋かい金物で端部に止める金物は、引張力に対し筋かいの端部が裂けやすい」

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「その点、端部からずらして付ける金物のほうが引張力に対し、筋かいが裂けにくいのでは」と。

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なるほどだと思いました。

というのも家の土台には柱が接するところは「ほぞ」という加工します。

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ほぞは土台側には穴を掘り、柱側には土台に刺さる様に凸加工をします。

そして家の出隅部では柱が角に立つため、土台ギリギリでほぞ穴加工をすることとなり、建て方で柱を入れる際、土台に割れが生じることがあるため、土台の端部を伸ばして作ることもあります。

ここからいえる事は、無理な力がかかったとき、端部の部分は割れや亀裂が生じやすいのだと。

現在、金物のメーカーは普通に端部に納まる金物を販売していますので考えすぎかもしれませんが、納まりに問題がないところには今後はできるだけ端部から離した筋かい金物を使おうと思いました。

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