耐震診断でよく聞かれることは、
「この建物は震度いくつまで持ちますか?」
という事。
これに答えるのには、震度について少し説明をしていきたいと思います。
建物の被害状況と震度の関係は気象庁から発表されており、木造の場合において下記の通り記載してあります。
【震度 5弱】
ガスメーターの自動遮断弁が作動する家屋が出る。
耐震性の低い家屋では筋交い・火打等の倍率が低い部位を中心に
応力が集中し壁には亀裂が入り、柱の継手部分が破壊する。
耐震性を謳っている家屋では柱や梁などの接合部分の軋む音が鳴る。
【震度 5強】
耐震性の低い住宅では壁や柱が破壊するものがある。
【震度 6弱】
耐震性の低い住宅は倒壊するものがある。
耐震性の高い住宅でも壁や柱が破損するものがある。
【震度 6強】
耐震性の低い住宅は倒壊するものが多い。耐震性の高い住宅でも壁や柱がかなり破損するものがある。
【震度 7】
耐震性の高い住宅・建物でも、傾いたり、大きく破壊されるものがある。
このことから言えるのは、震度6弱で倒壊する建物が出てくるという事です。
しかしすべての建物に当てはまるわけではありません。
大雑把に言うと、1981年(昭和56年)の6月以降に建築基準法通り建てられたものは
震度6強までは倒れる可能性が低く、
それ以前の建物で耐震性の低いものは震度6弱の地震が来ると倒れる可能性があるというものです。
その2に続く・・・
by専務
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