にじり口


午前中で仕事を切り上げ、午後より地域活動のための会議が新宿で行なわれるため参加してきました。
会議が終わり勉強会の後、歌舞伎町内にあるブタしゃぶのお店で懇親会。
そこの店のつくりは和風で一部の個室はにじり口のようなスタイルをとっていました。
にじり口。簡単にいえば、高さ、幅がそれぞれ60センチほどの茶室の小さな出入り口。
にじるとは、両拳と膝で進む動きのことで、にじりながら入る意味。他に「にじりあがり」や「くぐり」と呼ばれることもあるそうです。
また、一説には千利休が河内枚方の淀川河畔で漁夫が船小屋(屋形船)に入る様子を見てヒントを得たとされるていますが、実際にはどうでしょうか・・・
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 茶室は、とても狭い空間です。 にじり口は、人ひとりがやっと通れるくらいのスペースで、たとえば武士は刀を差したままでは入れません。
 もともと茶室は外の空間とは異なる別世界としてつくられているため、にじり口を通ることで外での穢れを祓い、また、身分や地位の高い人も頭を下げて入るように作られています。つまり、茶室の中では外での身分の上下は関係なく、外の世界との一種の結界なのです。
また、低い位置から入っていくことで、狭い空間である茶室も、高さや奥行きを感じることができるという効果を狙っています。
このお店も上記のような意味を狙っての演出だと感じました。
狭い小さな空間、そしてにじり口。
住宅に取り入れると面白い演出ができそうです・・・
 by 専務

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