「働き方改革」にもつながるオフィスリノベーション|小さな取り組みでも従業員のモチベーションが上がる

社員の方に働きやすい環境を整えてやる気と効率をアップし、最終的には企業の利益にもつながる。そんな考え方を実践し始める企業が、中小企業の中でも増えてきたように感じます。
フリーアドレスや休憩スペースの導入など、会社の全てを変えることは出来なくても、もともとのオフィスに工夫をこらすことで「働き方改革」をすすめるという発想なら、大掛かりなオフィスの改装や移転をしなくても実現は可能かと思います。

今回の施工事例は、そんな「働き方改革」を踏まえたオフィスリノベーションをお考えの経営者の方にも参考になる、アイデアが盛り込まれたものとなりました。

保育園だった物件をオフィスにリノベーション

元々は保育園だった物件を、新しい事務所として生まれ変わらせるというご依頼でした。
目的の全く違う施設へのリノベーションです。
それ故、予算の中で工夫を凝らした施工がたくさんできたと思っています。

床暖房をそのまま生かすためには通常のOAフロア改修方法はつかえない

もともと保育園であったこの物件は、子ども達のために床暖房が入っていました。
オフィスは足元が冷えますよね。
常に座ったままの仕事が多い従業員のためにも、この床暖房を活かしたいというのがご要望でした。

OAフロアとは、配線を収納するための二重床にすることです。

電源・ネットワークケーブル・電話線などを、邪魔にならないよう、床下に納めてしまうがOAフロアです。
仕組みは簡単で、本来の床の上にフロアパネルをさらに敷き、床を二重構造にし、できた空洞部分に配線類を収納します。

ですが、もともとの床暖房を活かすとなると、その方法は使えません。
更には壁沿いではないフリースペースまでの配線をどうするかが、工夫のしどころでした。

動線と家具の位置を考え配線にはカバーをすることによって問題を回避

ほとんどの配線は天井裏を使ってめぐらせましたが、どうしても数か所は床にはわせないといけないところがあります。
その場合には、予めデスクの配置を綿密な打ち合わせのもとに決定して置いてから、出来る限り動線を邪魔しない位置に、カバーをつけてはわせます。

この写真でどこに配線のカバーがあるのか、お分かりになりなりますか?

この箇所にコンセントプラグ等と配線があります。
これなら目立たず動線も邪魔しません。

唯一といえる個人空間と考えた時に「はっ」とするような「視野的情報の切り替え」が「リラックス効果」にもつながるという発想

他の方と共有するスペースばかりなのが、オフィス空間の特徴でもあります。
そんな環境での「トイレ空間」にこだわりを持った、内装の事例です。

外とは全く違う内の空間づくりを目指した壁紙選び

常々 「トイレ空間」 の施工には、こだわりを持ってアドバイスさせて頂いてる、リフォームエコライフですが、今回も例にもれず丁寧に相談をしながらの施工となりました。
壁紙選びは、女性スタッフが希望を初めにヒアリングし、いくつかピックアップしてお持ちしました。

乙女度が急上昇するような淡い色合いのロマンチックなスペースに仕上がりました

可愛さとロマンチックな柄ではありますが、シックな色味ですので安らぎを感じる空間に仕上がりました。
もちろんいつものように、トイレにおける工夫するべき施工(エコライフ通信No.51・52を参照して頂けると嬉しく思います。)も施しています。

備え付けの健康対策として「鉄棒」

話し合いの中で「オフィスワークを続けていると、背筋か曲がったままで・・・」ということで、ご希望に沿わせて頂いたのがこちらになります。

昭和世代には懐かしい、「ぶら下がり健康器」の進化版です。
鉄骨関連にも強い、リフォームエコライフならではの遊び心となりました。

今回の施工では、オフィス内で社員の方が快適に働ける環境づくりをすることの大切さを、改めて学べました。
またひとつ、新しいご縁が生れたことを感謝したいと思います。

N様邸新築工事 引渡し前

昨年の暮れからスタートしました、N様邸新築工事。

いよいよ引き渡しの日も迫ってきました。

とりあえず外観の画像だけアップさせていただきます。

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渋すぎます^^

 

新築工事 木工事の巻き

いよいよ基礎も終わり、建方への作業の準備にとりかかります。

まずは足場を先行で組んでいきます。

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次は土台入れです。

建方の前に大工さんが来て土台を据え付けていきます。

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ここまでくれば一安心。

そして建方当日。材料を確認し、配置場所に運び、柱を建てていきます。

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梁も入れていきます。

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そして小屋束を建てていきます。

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その後、母屋、垂木を設置していきます。

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一日でここまでの作業になります。

せっかくですので、1月24日(日)の9:00~12:00まで

現地見学会を開催いたします。

私、一級建築士の武田がご説明させていただきます。こだわった部分も見れますよ!ご興味のある方は見に来てくださいね!

新築工事 基礎工事の巻4

基礎のベースが打ち終わると次は立ち上がりの基礎をつくっていきます。 まずは、ベースの枠をばらしていきます。 P1070861

立ち上がりの枠を組んでいきます。基礎幅は150mmを採用。

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弊社では建物の角の基礎にハンチを設けることで、より強固な基礎仕様にしています。コーナーハンチは、基礎構造の強度を高めるために、基礎のコーナー部分に付けるハンチのことをいいます。また、ハンチとは、コンクリート部材の端において、圧縮応力の局部的増加を緩和するために設ける三角形状のものをいいます。一般に基礎のコーナー部分は、不均等荷重や地震時に負担が集中しやすい箇所であるため、この部分をハンチ形状とすることで強化し、外力をバランス良く分散させ、地盤に力を逃がす重要な役割を果たします。

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ホールダウン金物は「フィストアンカーボルトM16」を採用しています。一般的なホールダウン金物を使用すると、埋込長さが足らない場合が多く、このメーカーではコンクリート強度と基礎幅及び埋込長さで「許容引張力」を明示しているので安心して使えます。

意外と他社さんや、基礎屋さんでも理解していないのがコンクリート強度です。先ほども記載しましたように、アンカーのメーカーさんはコンクリートは設計基準強度で考えている数値なので、実際に頼むコンクリート強度とは違うということです。これを理解していないと結果的に基準に達していないことになります。

アンカーは田植え方式ではなく、治具(アンカーを固定する金物)を使い、セットしていきます。

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養生期間をしっかりととり、枠をばらしていきます。

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浴室部分と玄関の内外にかさ上げするためのコンクリートを打設しました。

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新築工事 基礎工事の巻3

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鉄筋が組みあがると、社内検査に入ります。

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そして検査機関の検査員が来て配筋検査になります。

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これは、配管のためのスリーブ。維持管理・更新の容易性を重視した仕様になります。要は、将来の補修・点検などが容易にできるということになります。

リフォームを多くこなしている弊社では、地盤沈下や地震による地盤と建物のずれを配水管等が吸収できず、破損しているものを多く見てきていました。そのため今回の採用に至ったというわけです。

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検査が終わるといよいよコンクリートを流し込んでいきます。

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やはり、写真ではあっという間に終わってしまいますね!