先日も少しふれましたが、ふたたび宮大工の『宮沢常一』さんのお話を…。
宮大工に代々伝わっている、口伝(くでん)というものなんですが、宮沢さんは、おじいさんから教わったそうで、『家宅は住む人の心を離れて家宅なし』という言葉です。意味は、家を造るなら住む人の心組を受けて、その意を汲んで造作しなさいということ。自分の儲けや、わがままで造るなということ。寺は仏さんの住むところだから、仏さんの心組を忘れるなということ。そしてこの言葉を心に生涯、宮以外は造らなかったそうなんです…。ストイックですね…。
これは大工の為のものですが、物を造る心構えだったり、ものの見方だったり…そう考えてみると心に染みてくるものがありました。

