【不動産】売却価格の難しさ

建物付き物件を売却した際の事例です。
対象は土地約60坪強、築約70年の建物付きで、最寄り駅から徒歩26分、あまり利便性が高い立地ではない物件です。

周辺の取引事例をもとに当初は解体費用も含め妥当な価格を設定しましたが、お客様のご意向により、相場よりかなり高めの価格で販売を開始しました。

すると予想に反し、販売開始後すぐに高値で成約となりました。

当初は個人向けを想定していましたが、実際に購入したのは建売業者でした。これまでの周辺実績では坪単価70万円程度が上限であり、この価格帯では採算が合わず、建売業者は購入しないと考えていたため、想定外の結果でした。実際、本件への問い合わせもA社1社のみで、他社からの反応はありませんでした。

また、土地面積が60坪強と比較的大きく、個人での購入は難しいと考えていたため、分割での売却も検討していましたが、結果的には一括での高額売却となりました。背景には、将来の販売価格に対する強気の見込みがあったことも一因だと考えられます。

今回の事例を通じて、価格設定の難しさを改めて実感しました。不動産価格は「過去の成約事例」×「現在の需給」×「特定の買主の事情」によって決まるため、すべてを事前に読み切ることは困難です。

その中で、「解体は最初から行わず、価格は高めにスタートし、市場の反応を見ながら調整する」という戦略の有効性も改めて感じました。相場や過去事例だけでは測れない需要があることを踏まえ、柔軟な価格設定の重要性を学ぶ機会となりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

© リフォームエコライフ 武田建設工業