今回のご相談は、長年の水漏れの結果、床にまで腐食が進んでしまったお住まいの補修でした。
出来る限り家計に負担がかからず、可能な限り安全で長持ちする方法を色々と模索しました。
結果以下のような工事となりました。
緊急性が低い水漏れなどは修理が後回しになってしまいがち
水漏れも緊急性が高いと、すぐに「修理をしよう」と決断できるものですが、普段生活する上であまり大きく影響を与えない場合は、どなたでも後回しになってしまうものです。
ただ、やはり決断するときは訪れます。
長い間放置していると、思いのほか修理料金のかかるところまで悪化してしまうことも多々あります。
お住まいのメンテナンスは健康管理と似ている
こういったところは、病気などと似ているように思います。
病気もただ「痛い」だけではなかなか診察に行かない方も多いのではないでしょうか?
しばらく様子を見て、痛みが強くなったり、頻度が増したりしてきて、診察に行こうか考える。
その結果、かなり悪化していて、手術を受けなければならないところまで進んでいた。
結局は体への負担や家計の圧迫が大きくなってしまう・・・
定期診断こそ本当の節約となる
お住まいも大事に長く住んでいこうと考えるのであれば、人間ドックや健康診断などのように定期的に検査し、早期発見、早期治療が本当の意味での節約にもつながります。
健康管理で定期検診・診断ともうひとつ、安心に暮らすために皆さまが利用しているものといえば「健康保険」があります。
何気に使っていると思いますが、保険証を忘れて全額負担をした時に、ありがたさが分かります。
治療費を1~3割で済ませられるこの制度は、病院に行きやすくしてくれる欠かせない制度です。
その役目をお住まいでは「火災保険」が担っています。
充分な補償の火災保険に加入していると、修理が必要になった時に皆さまの助けになってくれるはずです。
修理費用の大きな割合を補償してくれることも、少なくありません。
実は今回の修理、火災保険の補償を受けることができた工事でした。
どこに行き誰に相談するかも大切です
誰も無免許の医師に診てもらいたいとは思いません
病院のお医者様はきちんと対応してくれる方ばかりですが、医師を装い無資格で医療行為をするニセ医者もいたりします。
修理・リフォーム業者の場合はどうでしょうか?
修理・リフォーム業者ですと時々詐欺まがいのやり取りをしたり、そもそも知識不足でなんの提案もできない業者も少なからずいます。
全国の消費生活センター でも「火災保険などの損害保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」とか「保険金が出るようサポートする」というような、トラブルが増えているようですので、十分にご注意ください。