昨日は千葉県建築士会 広報委員会に出席してきました。今回はそこでの話のことを記載したいと思います。
記事の一つに、消費税の増税後に賃貸マンションを建築する際、投資物件の利回りが変わるとのことです。言い換えれば賃貸マンションを作っても以前のように儲けが出ない、または赤字に転落する可能性があるとのことです。
簡単に言ってしまうと、建物本体の工事費用が以前より高くなったことに加え、増税分の2%がのしかかり、消費税が8%の時は余剰金が出る計算だったものが、10%になるとマイナスになることもあるということです。
何が言いたいかといえば、今後消費税が10%になり、賃貸マンションを計画する方は、しっかりと考えていただき、賃貸マンションを建設することが得なのかどうか。
当然、地域にもよります。
記事を書いた方によれば、大手のハウスメーカーの営業や融資してくれる銀行員では消費税が10%になった後、どのくらい利益が出るか説明もできないとのことです。
困ったものです。
しかしこの方は、今までの蓄えてきた知識と実績を踏まえ、独自の計算式を持っているため、それほど時間をかけず、導き出すことができます。それを、建築士会のメンバーに知ってもらいたいという趣旨で、広報誌に載せることが決定しました。
ようは、建築士に「セカンドオピニオン」という役割も持っていただき、施主の味方になってほしいと。