千葉県市川市・船橋市を中心にリフォーム業を行う当社では、図面や見積書、施工写真など多くのデータを共有フォルダで管理しています。
年末は社内の作業が増え、パソコンやネットワークの負荷も高まる時期。
そんなときに「共有フォルダにアクセスできない」「資格情報を求められる」といったトラブルが起きると、業務が止まってしまうこともあります。
この記事では、実際に当社で起きた事例をもとに、2025年に注意したいパソコンのリスクと、すぐに試せる対処法を紹介します。

そもそも「NAS」って何?
NAS(ナス)とは「Network Attached Storage(ネットワーク接続型ストレージ)」の略です。
簡単に言えば、社内のみんなで使える「共有のハードディスク」。
パソコンの中ではなく、社内ネットワーク上にデータを保存できるため、どのパソコンからでもアクセスできます。
リフォーム会社では、見積書や写真データ、図面などを一箇所で管理できる便利な仕組みです。
共有フォルダに入れない!よくある現象
ある日突然、「ネットワーク資格情報の入力」と表示されて、ユーザー名とパスワードを求められることがあります。
これはWindowsが保存している接続情報が古くなっていることが原因のひとつです。
いろいろ試した結果、「資格情報マネージャー」で古いサーバー名の情報を削除したところ、無事に復旧しました。
原因として多いパターン
- 古い資格情報(ユーザー名・パスワード)が残っている
- NASやサーバーの設定変更(IPやアカウント)
- Windowsアップデートによる共有設定のリセット
- パスワード変更後も古い情報を使っている
基本の解決ステップ(初心者向け)
- 正しいログイン情報を確認する
NASの管理画面で、ユーザー名とパスワードを確認します。 - 資格情報マネージャーで古い情報を削除
「資格情報マネージャー」→「Windows 資格情報」→ 古いサーバー名を削除 → 再接続。 - 再起動して接続をリセット
キャッシュをリセットし、再度接続を試します。 - 他のPCの設定を参考にする
他の社員のパソコンで正常にアクセスできている場合は、設定の違いを比べてみましょう。
視点を変えて解決を探る
パソコンのトラブルは、原因が1つとは限りません。
「どこが悪いのか」だけに注目せず、少し視点を変えると解決の糸口が見えることもあります。
- 他の社員のパソコンでは正常に動いていた → その設定を比較し、違いを発見。
- NASが使えない間、別の共有方法(USBメモリやクラウド)で作業を続行。
- 「機械の不具合」と思っていたら、実は設定した人が異なるPC名で登録していた。
このように、少し角度を変えて見ることで、解決が早まることがあります。
技術に詳しくなくても、人・環境・手順の3つを少しずつ見直すことがポイントです。
2025年に注意したいパソコン環境の変化
- Windows 10 のサポート終了(2025年10月)
更新が止まる前に、Windows 11への移行を検討しましょう。 - NASのファームウェア更新
古い機器はセキュリティリスクが高まります。メーカーサイトで確認を。 - ランサムウェア攻撃の増加
共有フォルダのデータが暗号化される被害が増えています。定期的なバックアップを。
年末の安全チェックリスト
タップして開く:年末前に確認したい項目
- 重要データを外付けHDDやクラウドにバックアップ
- ウイルス対策ソフトの期限を確認
- Windows Update・NASの更新を実施
- 古い電源タップやケーブルの劣化を確認
- 共有フォルダのアクセス権限を見直す
- 年末セールを装った不審メールに注意
見積書・施工写真・お客様情報など、リフォーム会社が扱うデータはすべてが信頼の証です。
市川市・船橋市のお客様に安心を届けるためにも、定期的なバックアップと柔軟な対応を欠かさないようにしています。
※この記事は、千葉県市川市・船橋市エリアでリフォーム業務を行う当社の実体験をもとに作成しています。
専門知識がなくても理解できるよう、できるだけやさしい言葉で説明しています。
— 本記事が、あなたの職場やご家庭のパソコントラブル解決のヒントになれば幸いです。
