耐震診断をしていて思ったのですが、勘違いをされている方が多くいらっしゃいましたので、改めてこの場で書かさせていただきます。
まず、新耐震基準が施工されたのは1981年(昭和56年)6月1日になります。
よって、この日以降に建築確認を受けた建物が新耐震基準で作られたということです。
ここから言えることは
新耐震基準で施工された一般の戸建て住宅は、完成時期が早くても1981年9月ごろではないかと推測ができます。
マンションであれば通常1年程度の期間が必要になりますので、1982年の中ごろになると推測できます。
そのため、旧耐震基準で建てられた建物なのかどうかを判断するのは1981年5月までに登記したものだからということではなく、早くとも1981年9月以降の登記でなければ新耐震基準で建てられたとは言い難いということです。
マンションでは一概に1982年に建てられたものでも新耐震基準で建てられたかどうかはわかりません。
以上のことから、1981年1982年さらに1983年までの建物に関しては、しっかりと調べないと新耐震基準で建てられたかどうか判別ができないということです。
特にこれからマンションや戸建てを購入することを考えている方は気を付けるポイントにもなります。
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