トイレについて考える


かなり前に、介護を経験した人から聞いたことで強く思ったことがあります。
それは、洗面室(脱衣室)とトイレがくっついていた方が良い。可能であれば浴室も。
介護をしている人にとって、排泄物の処理や、その対応に悩まさせれていることは前回もお話ししましたが、実際の問題点を聞けたことで、なるほどと思った次第です。
トイレまで行ったが、そこで漏らしてしまった。
または、洗面室で漏らしてしまった。
その後は浴室で身体を洗い、拭くといった作業ののち、排泄物で汚してしまった床等の掃除をする。
これが毎回続けば気も滅入ります。
「トイレ、洗面室が浴室に繋がっていればそのまま洗い流せるのに・・・」と言う意見も聞かれます。
介護にとって清掃性についても悩みを持っている方が多いということ。
言葉通り、トイレ、洗面室、浴室を同じ床で統一し、水を流せるようにすることは特に施工上問題ありません。
また、ユニットバスのタイプで介護用に作っている商品もあります。
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また、ホテル用に出している商品もよいかもしれませんね。
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しかし、費用の面で考える人も多いかとも思います。
次に思いつくのは、トイレの狭さが清掃性を低くするのではないかとも思います。
これを解決するには、洗面とトイレの仕切りをなくし、一体化することで解決できます。
感覚的には、公共の車いす用のトイレを思い浮かべていただければと思います。
費用次第では素敵な水回りにもなってしまいます。
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考え方や見方をかえれば仕切りがなくとも問題はありません。
しかし、このプランもなかなか受け入れられないのが現状のようです。
社長

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トイレの場所について考える


前回の続きになります。
介護でトイレのお話をしましたが、トイレの設置場所について考えてみたいと思います。
介護をしている方はわかっていらっしゃると思いますが、トイレは介護する部屋に近いことが望ましい。
しかしほとんどの場合、部屋から出て廊下等を介してトイレに行くためその距離が問題となります。
いくら隣接してるとはいえ、大変には変わりありません。
この問題に直面している方は、ポータブルトイレの設置を考える方が多く見受けられます。
しかしこれにもいくつかの問題があり、排泄物の処理、床等の清掃性、ニオイ等の問題に悩まされます。
ここで提案したいのが、寝室にトイレを設置することです。
「それはないな!」 「ありえない!」というようなご意見をいただくことがあります。
そこで、トイレのイメージを変えていただくために、以下の画像をご覧ください。
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今のトイレはインテリアの一部として考えられるレベルの域に来ています。
汚い、狭いといったイメージがないのも特徴です。
そして次の画像が、寝室に設置するといったイメージです。
t0001_01.jpg
いかがでしょうか?
ここで言いたいのは、何もかっこよく見せる為ではありません。
寝室にトイレを置いても問題がないのでは と言いたいだけです。
ポータブルトイレを置いている方は、当初、抵抗があったと思います。
しかし、必要に迫られておく。おいてみれば、慣れてしまう。
そう、慣れてしまえば特に問題は感じません。
次に水洗トイレを設置することでのメリット、デメリットについてお話ししたいと思います。
デメリットは、なんといっても費用が掛かることです。
ポータブルトイレは数万円台が主流ですが、水洗トイレを設置した場合45~50万円前後からになります。
しかし、メリットとしてはその費用を上回る効果が見込まれると私は確信しています。
第一に、排泄物の処理をしなくて済むこと。これは介護する人、される人の心理的負担が大幅に減ります。
第二に、ニオイの悩みが減ります。
最後にトイレに自分でいけるという自信につながり、更なる意欲もわいてきて、リハビリの目標にもなるということ。
これが一番の目的です。
水洗トイレを設置することで介護する人もされる人にも心理的負担が取り除かれ、心に余裕ができる事に繋がります。
また、高齢者の方には排泄の自立に効果があり、人の力を借りず、自分自身でしたいというより前向きな気持ちにもさせてくれます。
最後に先にも触れた費用についてもう少し詳しく言いますと、45~50万円程度で本当にできるのといった声が聞こえてきそうですが、今はかなり進歩していて、高低差があっても、大きな配管を通さずともトイレの設置が可能になりました。
簡単に言いますと、排泄物をミキサーで粉々にし、ポンプで送り出すことで高低差にも対応ができ、配管を細くすることができました。
そのため、配管は自由度が増し、結果的に費用が抑えられるということになった訳です。
社長

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介護で考える住まいのあり方 1


介護を通して、皆さんいろいろな悩みがあると思います。
どうしても、施設等を利用できなければ、自宅での介護になってしまいます。
ある程度資金がある家庭では、施設の選択肢もあります。
しかし、資金だけでなく、運もなければいけません。現状空いている施設は少ないのです。
今後ますます増えていく高齢者の方々。自宅での介護は必然的になりますが、想像を超えるものと思っていた方が良いでしょう。
そこで、介護における暮らしや住まいをプロの立場から意見を言わせていただければと思います。
介護での悩みの一つに、排泄の問題があります。
そして排せつの問題の中にもいろいろとあり、臭いもその一つに挙げられます。
高齢者介護の臭いは「つきもの」であり、 「仕方がないもの」とされ、諦められることがほとんどでした。
しかし、介護現場における臭いの問題は、ケアをする介護者にとっても、ケアを受ける要介護者にとっても 精神的・心理的な負担になるケースがあります。
介護される高齢者にとっては、身の回りや下の世話をしてもらって、その上、自分のニオイで介護者を不快にしたり、 周りに迷惑をかけたりしているのではないかと感じれば、心の負担となってしまいます。
この心の負担を少しでも和らげるために、住まいの面からできる事は脱臭及び換気。そして清掃しやすい床材を選ぶことになります。
また、動線やトイレの場所・大きさ・使いやすさについても考えなければなりません。
次回、具体的な例を挙げて説明していきたいと思います。
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