トイレのシェアが変わる


数年前まではトイレの便器といえば国内ではTOTOが6割、INAXが3割とほぼ2強で占めている状態でした。
そこに割って入ってきたのが、パナソニック。
現在、給水タンク・便器一体型のタンクレスの市場では、ネオレスト(TOTO)40%、サティス(INAX)30%、アラウーノ(パナソニック)30%と、TOTOの追撃態勢が始まっています。
主な点としてTOTO、INAXが「節水・環境保全」に力を入れているのに対し、
パナソニックは「掃除」の付加価値をより強く打ち出しています。
「節水・環境保全」に関して
トイレ使用後に流す水の使用量を従来の一回13リットルからTOTOは4.8リットル、INAXは5リットルと大幅に抑えた節水機能を前面に打ち出し、水道代の節約や環境保全を訴えています。
パナソニックはまったく力を入れていなくはないのですが、最下位の5.7リットル。
この量は決して悪い数字ではないのですが一昔前のモデルの量に匹敵します。
「掃除」に関して
構造的な違いにより差が出たように感じます。
TOTO、INAXとパナソニックの根本的な構造の違いは、便器が陶器製か樹脂製。
今まで樹脂製のものはあまりよく思われていませんでしたが、硬度を補強した有機ガラス系樹脂により、陶器に比べて水垢(輪じみ)がつきにくいうえ、アラウーノは便座と便器を樹脂製で一体化することで隙間をほとんどなくしました。
どうしても、TOTO、INAXの陶器製の便器と樹脂製の便座を組み合わせると隙間が出来てしまい、汚れがたまりやすいという欠点があります。
さらにパナソニックは「全自動おそうじトイレ」とうたっている事。
同社の浴槽で開発した直径50~60ミクロンの微細な泡の発生技術を応用して、市販の台所用液体洗剤を便器の内側に渦巻き状に流し込み、便器そのものを自動洗浄する仕組みを初めて導入しました。
この事により、2~3カ月間ブラシ掃除不要という「おそうじラクラク」機能は消費者の心をとらえ、主婦が苦痛に感じる3大家事の一つだけに、2006年の発売後、注文が殺到したそうです。
この結果、トイレ市場の約3分の1を占めるタンクレス・トイレ市場でパナソニックのシェアは、05年までは7%以下に低迷していましたが、06年12月のアラウーノ発売を機に急上昇し、07年には20%、08年28%、09年29%と急伸、10年には30%に達したという事です。
このことから分かるように、消費者の購買動機には「節水・環境保全」よりも身近に感じているなる「掃除」の付加価値を選んぶ方も多いようです。
多少の節水よりもトイレ掃除の苦痛から逃れたい気持ちのほうが強く、
「トイレ掃除を2~3カ月間しなくていい」といううたい文句のほうが心に響くのでしょう。
「便器は陶器しかあり得ない」という常識を覆し、2強の座を脅かしてきたパナソニック。
今後の商品にも注目したいきたいですね。
by専務

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