浴室について考える 5


最後に「非日常感」

これをどう表現するかが問題ですが、「温度差を体感できる環境」というところに焦点を当てていきたいと思います。

私の家の浴室は2階にあり、窓を開けっぱなしにしても特に問題なく入ることができる環境にあります。これが気持ちいのなんの。^^

特に冬は窓を開けると冷たい風が入ってきて、浴室内に白い湯気が舞い上がり、肌も寒さでピリッとし、まるで露天風呂に入ったように感じます。

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窓から見る景色はよくありませんが、夜は暗くなるため、あまり外の様子も見えないので、目をつぶって湯船につかっていると、本当に温泉にきた気分を味わえます。

上記の様なことを実現するには、窓の位置を低くすることです。

「風に当たり、温度差を感じる」

これで非日常感が体験できます。

また、窓の外に坪庭等の景色を意識した庭を作ったりすることでより非日常感は増すことでしょう。庭を作らずとも、窓から見える塀に竹を貼ったり、レンガタイルを張ったりすることでも雰囲気はだいぶ変わると思います。

以上のように、住宅における浴室は

・今まで住んでいた浴室のサイズより1つサイズを上げる

・ドアはできるだけ引戸とし、透明なガラスやアクリル板にする

・窓の位置はできるだけ低くし、開放感をより求めるのであればより開口の大きいものを選ぶ

上記3つの事をとりいれるだけで、今までとは違った浴室に変わります!

余裕があるのであれば、浴室でテレビや映画を見たり、外部の音源を取り込んで天井スピーカーから音楽を楽しんだり、ジャグジーやミストサウナ等で癒す設備があればより完璧ですね!

まとめですが、

今までのプランニングでは、水廻りは各部屋の大きさを決めて、ある意味残りの空間に当てはめることが多かったように思います。しかしこれからは水廻りを癒しの場としっかりと定義し、必要な面積を確保し、プランニングする必要があります。特に、子どもたちが出ていって家族2人だけになった家には、使われていない部屋が存在します。何も役に立っていないならば、現在の暮らしを楽しんだ方が良いのではないでしょうか?

リフォームにしろ、新築で家を建てるにしろ、浴室の大きさは今までより大きくとるプランニングをすること、そして洗面室も合わせて1坪半を意識してプランニングすることが必要になります。今回は書きませんでしたが、洗面室もある程度面積が広がると世界観が変わります。

ぜひ、癒しの水廻りを手に入れてみてください。

 

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