建物は震度いくつまで耐えられるのか? その2


では震度6弱で倒壊する家とはどのような建物なのか?
基本的に建物の外観で判断する事は出来ませんので、現状の耐力がどれだけあるのか判断するため、耐震診断をすることになります。
その耐震診断で出た評点で倒壊の可能性がどのくらいあるのかが分かるのです。
今までの耐震診断をしてきた結果をみると、0.4~0.8の間の評点が多く、
どの物件も満足した数値を確保できない建物が多いと感じます。
ここで0.4や0.8とはどのような意味を持っているのかを少し説明すると、
今の耐震診断は震度6強において倒壊しない事を前提としています。
その評点が1.0という数値になります。
では1.0以下の場合にはどのようになるのか、各評点の意味を解説すると
1.0の評点の意味は
震度7は倒壊、6強にて大破、6弱にて中破、5強にて小破になります。
0.7の評点の意味は
震度7は倒壊、6弱及び6強にて大破、5強にて中破、5弱にて小破になります。
0.4の評点の意味は
震度6弱以上は倒壊、5強にて大破、5弱にて小破になります。
上記の事から0.4の評点の建物は、震度6弱で倒壊の危険性があります。
また、『大破』、『中破』、『小破』とは
『大破』:家の傾きが1/50~1/10 
     内外壁の大きな剥落、柱の傾きが大きいため、継続使用不可で修復困難な状況。
『中破』:家の傾きが1/100~1/50 
     内外壁の仕上げに大きなひび割れが入る。瓦が落ちる。かなりの修復費用が発生する状況。
『小破』:家の傾きが1/200~1/100 
     土台と基礎の境目や窓の周辺部等にひび割れが発生する。修復可能な状況。
以上が評点と損傷度の関係になります。
その3に続く・・・

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