誰もわからなかった、基礎の脇にできた原因不明な穴

弊社ブログの敷地に穴ができた記事を見てご連絡いただいた、台東区K様の案件をご紹介させていただきます。

木造2階の建物を2015年に建てられ、7年後の2022年の春ごろに、道路近くにある竪樋の周辺の砂利敷の一部に穴が開いたため、ご自身で砂利で埋めてみるも、数カ月後にはまた穴が空く状況の繰り返しだったそうで、

区役所に相談したところ「公設マスが原因では」と言われたので水道局に相談し、確認したが問題なし。東京ガスに相談するも、「ガス臭くなければ問題なし」とのことでした。竪樋の脇だったため、雨樋の調査もしたが問題なし。誰に相談してよいか悩んでいたところ、ネットで検索したら弊社のブログにたどり着き、相談したことから始まりました。

後日、現調するも現状の状態で特に問題がある箇所が見当たらないため、床のタイルを壊し、掘って確認することを提案しました。

掘ると原因が判明。地中に埋設されていた昔の土管が出てきて、その一部が壊され、周囲の土が土管内に入り込んでいました。

おそらく以前の建物で使用していた排水管で、古い家を解体する際に撤去しなかったためそのまま残り、ガスを引き込む際に邪魔なため壊したまま、土を戻し埋めたことが原因のようです。

対処法は土管の壊された部分をきれいにして、開口部にモルタルを詰め、土が入り込まないようにしました。

1カ月程度様子を見て、特に敷地に穴が開くような問題がなかったため、仕上の復旧をし、完了です。

考察ですが、ガス屋さんがガス管を引き込む際、古い使われていない土管を壊したことで、その土管に廻りの土が流れていくことを想像できなく、そのまま埋めてしまったことが原因だと考えられます。

また、新築時から7年後に後遺症のような現象が出てくることで家周囲の土間コンクリートを打っている箇所が地面から離れ空洞になり、浮いているところも出てきていました。

月日が経つと「誰の責任なのか」や「誰が補償してくれるのか」があやふやになってしまう。しっかりと現場での判断、そして対応をしないと最終的に施主の負担になることを改めて実感した案件でした。

“誰もわからなかった、基礎の脇にできた原因不明な穴” への2件の返信

  1. 賃貸マンションの1回ベランダに気づいたら50✕50くらいの穴が空いており、気づかず落ちてしまい怪我をしてしまいました…このような時はどーしたら!?仕事に行くにも少し困難で(T_T)

  2. 大変でしたね。
    まずはけがの状況にもよりますが、病院へ行くことをお勧めします。
    また、オーナ様または管理会社に状況を説明してみてください。
    話が進まないようでしたら、ご連絡いただければと思います。

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