弊社のスローガンでも謳っている「経済的リスクを減らす」の意味を説明させていただきたいと思います。人生の節々には多々、前もってある程度の予想がつくお金が必要な時があります。結婚・出産・育児等がそれにあたるでしょう。そして家を持つと、維持していく費用も掛かります。その時が来た時にお金をどうやって準備するかを考えることは、とても大切です。こうした生活設計を行ううえで、もう一つ重要な点があります。それは、今後の人生で発生するかもしれない病気やケガ、介護、そして建物の突発的な故障や不具合の修理リスクを考え、必要な備えをすることです。
リスクへの備えには、「リスクを回避すること」「予防すること」「減らすこと」も含まれますが、ここでは「建物に関するリスクが現実のものになってしまった場合に、それによって生じる経済的な損失に備える」ということについて考えてみます。
経済的な損失が小さければ、貯蓄を取り崩すことで対応できますが、時には自然災害の台風や雪による被害、他の力によって壊された損傷など、滅多には起こらないけれど、万が一自分の住まいに降りかかったら、大きな損失をもたらすリスクもあります。
これらのリスクに対応するためには、「火災保険」で対応することが適切だと考えます。「火災保険」は住まいの健康保険証のようなものになります。例えば、病気やけがをすると健康保険証を使い、かかった医療費の1~3割負担で済むと思います。「火災保険」は損害や被害があった箇所が認められると、直す費用を出してもらえます。
その2へつづく