いい人でも、いい加減な施工をする例はたくさんあります。

今回の案件は団地タイプのマンションのレンジフードの交換でした。
現場を拝見しに行くと、それほど古くないキッチンでしたので、お客様にお話を伺うと、10数年前にキッチンを交換されたそうです。それなのになぜ交換したいのかといえば、「最新式のレンジフードは油汚れが付きにくく、お掃除が楽だから・・・」

当時キッチンを交換した業者はサンウェーブのショールームで紹介された会社だそうです。取付施工は間違いない会社であろうと思いましたが、どうしても理解できない部分があり、どう納めるているのかわからなかったのが換気のダクト部分です。

写真でもわかるように、レンジフードの左側に15センチ程度の幅を持たせており、そこでなんらかの細工をしていると思われます。

このようなレンジフードの脇に幅を持たせている場合、換気ダクトの出口が換気扇本体と干渉してしまうための細工であることが多く、空間を設けてダクトを納めることが一般的です。しかしその空間は通常25センチ程度のスペースを取ることになりますが、今回の現場は15センチ程度で納めています。

最初はどうやってダクトを切り回しているのか悩んでしまいました。

キッチンのダクトの直径は150ミリ程度。そのダクトを曲げていくには先ほど言ったように220~250ミリ程度のスペースは必要になります。これらを解決するには、換気扇の仕様をターボファンタイプにすれば何とかできるかとも考えましたが、最新式は現在販売されていません。

お客様は、「同じマンションの家の方多くは最新型のレンジフードに交換されているわよ」と。

何か特別なダクトを製作し、納めているのだろうと・・・

しかし納得がいかず再度調査をすると謎が解けました。

換気扇の出口の部分を見て解決できました。

なんと直径150ミリのダクトを100ミリにして無理やりつなげていました。

これであれば納めることはできますが、排気効率が悪くなるし、レンジフードメーカーも100ミリでの想定はしていません。もし、このことが許されるのであれば、メーカーが100ミリの仕様で売り出すことでしょう。さらに言えばこのままだと虫や小動物が入ってくる可能性もあります。

ショールームで紹介された会社がこのような施工するとは・・・

残念です。

さらに、レンジフードの幕板を外すと

ダクトの繋ぎの部材も使わず、アルミテープだけでつないでいました。

開けた時のお客様のがっかり度といえば、それはもう・・・

多くの方は、工事金額の安さや、ブランド力で工事会社を決定すると思います。

しかし、実際に工事する職人の能力に左右されることが多いリフォーム。

だからこそ、現場を調査する人や実際施工する職人さんにはある一定レベルの以上の「技術」や「知識」が望まれます。そして最も大切なものが「倫理観」

知識という点でいえば、資格の所有が目安になります。

技術は経験も大切ですがやはり知識あっての技術力です。

そして倫理観は会社での人財育成にかかっていると思います。

しっかりとしたリフォームをお望みであれば、会社が社員さんに対し勉強会を開催していることや人財育成に力を入れているかどうかを見極めることも大切なポイントになります。



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